下田 祐二
- リフォーム施工管理
- 2013年入社
- 中途
- 11年目
自動車整備士→職人→そして榮建へ
榮建に入社して10年目になりますが、実はこの会社との縁は20年前まで遡ります。はじめは自動車整備士をしていました。榮建リフォームはその会社のお客様だったのです。ですので榮建の車を修理したり、社員さんと話をしたりするという機会が何度かありました。
その後、整備士を辞めて「この先どうしようかな」と悩んでいたタイミングで、榮建の営業の方が「それなら稼ぐためにも現場で働かないか?」と職人の道を勧めてくれたのです。親父が大工をしていたので建築に興味はありましたし、じゃあやってみるかとはじめたのがきっかけです。
個人事業主の職人としてはたらきはじめて4年後、支店長から「現場の管理をしてもらえないか?」と声をかけていただき、榮建の社員として施工管理の仕事につくことになりました。このときは、これまでの自分の仕事ぶりが評価してもらえたのだとすごく嬉しかったです。
管理とコミュニケーションのバランス
施工管理という仕事では、リフォームの現場の段取りや職人さんの手配、工事が予定通りに進んでいるかなどの進捗管理などを行います。1日5件ほど現場を回っています。
最近は職人さんの人手不足の問題もあり、工事が入ってから「職人さんが見つからない」というケースもあります。そんなことにならないように事前の段取りを整えておくことはもちろんのこと、日ごろから職人さんたちとコミュニケーションをとるように心がけています。仕事がないときにも連絡を入れたり、休みの日に一緒に飲みにいったりもします。
信頼関係を築くことができていれば、ちょっと難しいことがあったとしても「下田さん(榮建さん)のためなら一肌脱ぐよ」と協力してくださることも多いのです。これは、逆もまた然りですね。
最近は、私が現場に行かなくても現場管理ができるような仕組みづくりを考えています。システムを活用することで、その場に行かなくても現場の状況をチェックできるようになれば、より多くの現場を担当することができ、人件費削減にもつながります。
一方で、システム頼みだと先に述べたような職人さんとのコミュニケーションの問題が出てくるので、そのバランスをどうとるかが、目下の課題です。
「やりたい」「好き」のきっかけづくり
思いがけず建築の世界に足を踏み入れた私ですが、やっていくうちにこの仕事の面白さを感じるようになりました。やはり一番は図面通りに仕上がって、お客さんに喜んでもらえること。その瞬間は言葉にできない達成感があります。また、今では休みの日に旅行に行ってその土地の建築物を見て楽しんだりもしています。
ただし、これはあくまで私自身の話。どんな仕事でも自分ならではの楽しさや意義を見つけていかないと頑張りきれないと思います。榮建にも育成カリキュラムがありますが、結局は本人の「やりたい」「好き」といった強い興味が原動力になります。ですので私は、若い人たちにそういうものを見つけるきっかけづくりをしてあげられないかと考えながら、接するようにしています。
・MESSAGE
仕事に限らず、つい「やる前から諦めている」パターンが人生には多いものです。しかし何事もやってみないと分かりません。建築業に興味がある人もそうでない人も、まずはやってみて、駄目だと思ったらそれから方向転換するのも“あり”だと思います。たくさん経験して、自分の興味のアンテナが立つものを探してください。